神奈川県秦野市にて、野菜本来の生命力あふれる「味」「香り」「食感」を追求した、美味しくて安心して食べられる野菜を作っています。農薬・除草剤・化学肥料等は一切使用していません。ビニールマルチを使用せずに、空と地球を生物が自由に往来できる環境を保っています。生物多様性をはぐくむ、自然と調和した畑が目標です。
農薬、化学肥料、除草剤は、圃場全域で、一切使用しておりません。
遺伝子組換作物は作りません。
ゲノム編集作物は作りません。
ビニールマルチ不使用。
Coleoptera 2020.08.08更新
コウチュウ目3 ハムシ・ゾウムシ・テントウムシ等 46種
ハムシ仲間 26種
除草中に散見するトビハムシの仲間。特に害は無し。
外来種。ナスの葉に細かい穴を無数に開ける憎いやつ。
ナスを食害中。ウリハムシに似ていますが、かなり小さく、5mm程度です。
春菊など、キク科植物が食草。
雑草の一種、エノキソウに付く小さなハムシ。
テントウムシに似た配色のハムシ。 たまたまジャガイモの芽にいます。本来の食草はクリやクヌギのようです。
サツマイモの葉を食害する、ころんとしたかわいいハムシ。でも見かけによらず、動きは素早いです。 色は、銅金色、藍青色などがいます。
ウリハムシのテーブルマナーが良く分かる写真です。
11月末、草取り中に、越冬準備をしていたところを起こしてしまいました。 瓜ハムシという名前ですが、実際はかなり広食性です。ウリ科だけでなく、インゲンマメ、小松菜、バジル、ナス、春菊などを食害しているのを確認しています。
ウリハムシに似ていますが、鞘翅の先が少し黒っぽいウリハムシモドキ。トマトに施した堆肥マルチにたくさんいました。なぜ??
別名アカクビボソハムシ。 食草はツユクサ。色彩変異有。
この辺りは野生のユリが多いところ。 キイロクビナガハムシ、アカクビナガハムシ、ホソクビナガハムシ等に似ていますが、この種は頭まで赤いです。
すずき農園で1・2を争う困り者。 ゴマ粒くらいの小さなノミハムシなのですが、アブラナ科の葉を物凄い勢いで穴だらけにしてしまいます。芽が出たばかりの野菜など、すぐに消えてしまいます 対応策は、アブラナ科を数か月栽培していない場所に播種して、播種後すぐに0.6mmのメッシュを掛けること。 しかし、書けたメッシュに内側の葉が接している部分は、網の外からたかって食害します。
11月末の草取り中に、ヨモギの根元近くから出てきました。小指の爪くらいはある少し大型のハムシ。食草はもちろんヨモギ。銅金色のタイプと今回の青黒タイプがいます。
ヨモギハムシの色違いの個体です。
フジハムシは前胸背板は黒くて、鞘翅は赤褐色だと思っていたのですが、こういった模様の個体変異もあるのですね。畑の周りの藤にいるのは、このタイプだけです。
一見ナミテントウによく似ていますが、かなり小さく、大きさは米粒くらい。また、触角の動きがテントウムシらしくない感じです。 ノミハムシらしく後脚の腿節が太くなっていて、ピン!と飛びます。
ユリ科を食べるハムシです。この辺りにはユリが出るので、それでカタクリハムシがいたのでしょう。大きいですが、ノミハムシの仲間です。
イタドリの若葉で交尾中。
サンゴジュなどが食草なのに、なぜかニンジンにいたブチヒゲケブカハムシ。サンゴジュハムシによく似ています。
かつて、石垣島にまで採集に行ったカメノコハムシが、ここにいました。 サツマイモと空芯菜をバリバリ食べています(T-T) 2017年、大量発生。空心菜とサツマイモが穴だらけに(T-T)
平べったい体の、カメノコハムシの仲間。食草はヨモギ。なぜか葉の上で目立つチョコレート色をしています。
ゾウムシ・マメゾウムシ・ヒゲナガゾウムシ仲間 9種
アルファルファとは牧草の名前。でもカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)を食べています。成虫はゾウムシです。
色々な野菜について食害するゾウムシで、増えてきました。幼虫は、ハムシの幼虫のような黒いイモムシ。
マメゾウムシ科の昆虫。 空豆に産卵し、幼虫は中で豆を食べて育ちます。そして2ミリほどの丸い穴をあけて成虫が出てきます。 穴の開いた豆でも芽が出るので、今年はそのまま播種しました。 → 案の定、問題なく発芽しました。 → 芽が出たところをカラスにつつき散らかされました。
マメ科につくゾウムシ。きれいな水色~ライム色の粉に覆われています。量産型ザクのような色です。 これは落花生の収穫中に撮影したもの。通常は葉についています。クズ等にいるのを良く見かけます。 実害はないので放置です。
クリーム色の粉に覆われたゾウムシ。
テントウムシの仲間 11種
赤地が多い、ナミテントウの紅型。色々な色のテントウムシがいますが、すべて同じ種類です。
普通のテントウムシ、ナミテントウ。紅型、斑型、4紋型、2紋型の4系統がありますが、こちらは見ての通り2紋型。
柑橘類の害虫であるワタフキカイガラムシを捕食する小型のテントウムシ。天敵として導入された帰化動物。
外来種の小さなテントウムシですが、アブラムシを補植します。
テントウムシの仲間で、ナミテントウより一回り小さいです。アブラムシを捕食します。 色彩変異があるので、必ずしもこの配色だけではありません。
成虫です。茄子の葉をかじっています。
ニジュウヤホシテントウの幼虫。ナスに特徴的な食痕を残して食害します。 柔らかいニセ棘がたくさん生えていますが、刺しません。このとげのために輪郭がぼんやりするので、見つけにくいです。自分の食痕に擬態しているのでしょうか? 棘が黒っぽいのはオオニジュウヤホシテントウ。
交尾中。交尾中に上の個体(♂)が体を揺すっているのを良く見かけます。 うちの畑には、ナナホシテントウが多いです。ナミテントウはほとんど見かけません。
コクロヒメテントウの幼虫か?