神奈川県秦野市にて、野菜本来の生命力あふれる「味」「香り」「食感」を追求した、美味しくて安心して食べられる野菜を作っています。農薬・除草剤・化学肥料等は一切使用していません。ビニールマルチを使用せずに、空と地球を生物が自由に往来できる環境を保っています。生物多様性をはぐくむ、自然と調和した畑が目標です。
農薬、化学肥料、除草剤は、圃場全域で、一切使用しておりません。
遺伝子組換作物は作りません。
ゲノム編集作物は作りません。
ビニールマルチ不使用。
At Work 2014.05.29更新
お仕事中の1コマ
日々のお仕事を紹介します。
こんな感じの未熟堆肥を用います。
フォークで、200Lのトロ舟に積んで運びます。たっぷり入れると重いです。
完成図。こんな感じに敷き詰めます。 畝幅70cmの25m畝で、200Lのトロ舟で4杯分ほどの堆肥が必要です。
こんな感じの未熟堆肥を用います。
堆肥マルチ
すずき農園では、便利で安価なビニールマルチは使いません。代わりに、畝に堆肥を厚く敷いて、マルチングをします。
防草効果、緩やかな肥効、保湿効果が期待できます。また、小動物の棲家も提供することができます。
収穫後はそのまま鋤き込んでしまえばいずれは分解するという優れものです。
良いことずくめの堆肥マルチですが、欠点は、大量の堆肥が必要なことと、作業量が半端ないことです (^-^;)
第1回目の鉢上げの様子です。 まず、7.5cmポットを用意します。 この前に、培土・腐葉土等を用意しておくのは言うまでもありません。
まずポットの底にほんの少し堆肥(植物質)を入れます。栄養分としてだけでなく、底の穴から土が流出するのを防ぐためです。
鉢上げが完了した状態。鉢の淵ギリギリまでしっかりと培土を充填します。 こうすると、灌水した際に、鉢の上部に水が溜まらないため、水を与え過ぎることがありません。 過保護になりがちな育苗において、苗を強く厳しく育てるための配慮です。
第1回目の鉢上げの様子です。 まず、7.5cmポットを用意します。 この前に、培土・腐葉土等を用意しておくのは言うまでもありません。
鉢上げ (ナスの例)
すずき農園では、野菜を種から育てていますが、キュウリ・ナス・トマトなど果菜類は、育苗しています。
蒔き箱からポットに移植する様子です。
蒔き箱に粗い腐葉土を6分目まで入れ、その上に細かくふるった腐葉土を入れ、鎮圧しておく。 レタスの種を蒔くための浅い溝を、板を押し当てて付ける。今回は7条。
レタスの種を、ぱらぱらとまいていきます。前回の発芽率が悪かったので、今回は厚めに(多めに)蒔きました。
まだ収穫期ではありませんが、順調な生育状況です。欠株になっているところは、ネキリムシにやられた箇所。
蒔き箱に粗い腐葉土を6分目まで入れ、その上に細かくふるった腐葉土を入れ、鎮圧しておく。 レタスの種を蒔くための浅い溝を、板を押し当てて付ける。今回は7条。
レタスの栽培 (播種~定植)
すずき農園では、レタスはよく育ちます。収穫しないで放っておくと1m以上に大きくなって、花を咲かせ、種をつけます。その種を採って(自家採種して)蒔いてみました。発芽率にも大きな問題はないです。
種蒔きから畑に植えるまでの様子です。
ここまで大きく、そして完熟させます。
ふにゃふにゃなので、爪を立てれば、手で割れます。種がいっぱい並んでいますが、付け根の方の種はあまり熟していないので、この段階で捨ててしまいます(後で仕分けするのが面倒だから)。
洗い作業が完了しました。これをよく乾燥させれば、出来上がりです。 すぐに蒔いてみましたが、問題なく発芽して、収穫することができました。
ここまで大きく、そして完熟させます。
キュウリの自家採種
キュウリやナスなど、果実のできる作物は比較的自家採種しやすいです。
簡単に言えば、しっかり熟させた実を採ってきて、洗ってきれいにして、乾燥させるだけです。
米糠(米ぬか)、出汁殻(写真はサバ節)、おから(豆乳の搾りかす)を適当に混ぜて作ります。おからは水分含有量が多いので、水は必要があれば、多少加える程度です。 特殊な資材、例えば、「ぼかしの素」「○○菌」「ヨーグルト」なんてのは全く加えなくても勝手に発酵が始まります。当たり前ですが。
材料を混ぜて住んでおくと自然に発酵が進みます。自然はすごい!となぜか感動してしまいました。 発酵が始まると、中の方がかなり熱くなってくるので、2日に1回くらい、切り替えして混ぜ合わせます。この時、塊になっている部分は解して万遍なく混ぜ合わせます。
米糠を入れていた袋に戻します。いろいろ混ぜるので、出来上がりの量が増えますので、袋は多めに用意します。あまり詰め過ぎないのがポイントです。 袋に詰めたら、使うまで積んでおくと、さらに袋の中で追熟していきます。実際に使うとき(1か月~半年くらい後)には、茶色味が強くなっています。
米糠(米ぬか)、出汁殻(写真はサバ節)、おから(豆乳の搾りかす)を適当に混ぜて作ります。おからは水分含有量が多いので、水は必要があれば、多少加える程度です。 特殊な資材、例えば、「ぼかしの素」「○○菌」「ヨーグルト」なんてのは全く加えなくても勝手に発酵が始まります。当たり前ですが。
ぼかし肥作り
ぼかしは、米糠・おから・出汁殻などを混ぜて、発酵させて作ります。発酵させることにより、植物にとって、比較的吸収しやすい肥料になると考えています。
すずき農園では、追肥として、ごく少量を、栽培期間の適期に施用する場合があります。