雨が多いですね。晴れ間もあるのですが、畑の土が乾かず、除草の効率が上がりません。抜いた雑草の根から土離れが悪いためです。一方で、雨が入って気温が上がって、雑草はどんどん成長しています。既に、ピーマン・ナス・ゴボウなどは、雑草に追い抜かれ、呑み込まれ、草原に埋没。一面の雑草の海の中、どこにあるのか分からなくなっています。早く救出しないと弱ってしまい、成長できません。
そんな泣き言を察したのか、大学の同級生が奥さまと一緒に、援農にいらっしゃいました。就農以前は、一緒に自転車のヒルクライムレースなど出場した友人です。
そっそく、草むしり。草に埋もれたピーマン畝の除草作業です。さすがに3人でやると早い!あっという間に、と言う訳にはいきませんが、8畝中、取りあえず1畝の救出が終わりました。
抜いた草は、根が掴んでいる土を払い落とし、畝の上に敷いていきます。この際、降雨によって再び根付かないように、根を地面に触れさせないようにします(前に敷いた雑草の上に根を乗せるように重ねる)。これを「草マルチ」と言います。じ後の雑草の発芽を抑えつつ、地面の水分を保持。土壌生物・昆虫・菌等に食料と生息場所を提供し、それらによって緩やかに分解されることにより、土壌に養分を供給していく、という理屈です。面倒な作業ですが、すずき農園では多用しています。
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