top of page
検索

2025年6月9日号

ちょっと時間の空いた時には、妻が農作業を手伝ってくれます。農作業は二人でやると断然捗ります。1+1=2ではなく、体感では3~4くらいの感じです。

 先日、妻にトマト畝の草取りをしてもらい、私も同じトマト畝で誘引をしていました。樹勢を考えて脇芽を整理し、麻紐で巻き上げて2~3本に仕立てる作業です。

 ふと妻の方を見ると、すぐ後ろに、若い鹿が、きょとんという感じでこちらを見ています。本当に愛くるしい顔で。艶やかな毛並みも美しく、筋肉質の均整の取れた体躯。それはサラブレッドとか手入れの行き届いた短毛犬のような感じ。かわいい!!

 ・・いやいや、ちょっと待て!ここは圃場内。畑の中。君がいるべき場所じゃない。ということで、圃場外に追い出そうと四苦八苦。鹿を興奮させないように追い立て誘導します。先日のシカ侵入事案のため、入り口も防獣ネットで閉塞しておいたので、圃場全周、逃げ場がないはずなんです(ではどこからで入った??→ 入口のネットを少しまくり上げてあったんです)。ネット沿いに、ぴょーんぴょーんとあっちへ行ったりこっちへ行ったり。畑中を踏み散らかし、畝はボコボコの穴だらけ。最後には、高さ2mの防獣ネットを蹴破り飛び越え、隣の蕎麦畑に逃げていきました。油断も隙もありません。鹿はかわいいですが、被害が酷いので、困ったものです。今後は日中も入口のネットを閉めるようにします。それで解決すればよいのですが。

 
 
 

最新記事

すべて表示
2025年12月22日号

秦野は完全に冬です。寒さで、地上部が変色したり枯れてしまった野菜も多く、畑は殺風景です。一見すると枯草だらけの荒地のよう。この畑から何が収穫できるの?そんな感じ。でも、根菜類などは土中で寒さに耐えて健在ですし、健気に生き残っている葉物野菜もあります。土中から躍り出て、生き生きとした鮮やかな色を見せつける野菜達の圧倒的な存在感。見ているだけで、生命力を分け与えられている気がします。  乾燥しがちな冬

 
 
 
2025年12月15日号

少し前までは色々な冬野菜がたくさんできていて、色鮮やかでにぎやかだった畑ですが、冷え込みが強くなって葉物に傷みが出たり、地上部が枯れてしまっている野菜が多くなってきました。野菜の種類は少なくなり、根菜類メインになっています。  12月に入って、飲食店の出荷数が増えてきました。お試しのご注文や追加のご注文などもあり、収穫・出荷日は慌ただしくなっています(そもそも佐川の集荷時刻にいつもギリギリだ、とい

 
 
 
2025年12月8日号

冷え込みが厳しくなってきて、毎朝氷が張っています。冬野菜が美味しい季節です。まだ甘みは乗ってはいませんが、これからが楽しみです。  一方、この冷え込みで、野菜が凍ってしまい、葉物類に被害が出ています。レッドオークリーフ(赤いリーフレタス)は1株も出せずに全滅。春菊も茶色く変色。寒さに強いはずの小松菜までも凍害で白く変色しています。まだ小さいロメインレタスですが、このまま凍ってダメにしてしまうよりは

 
 
 

コメント


bottom of page